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KaoRi.

Beyond Ballet - もっと自由に -

更新日:3月5日

バレエ、と聞くとどんなイメージを抱きますか?

お嬢さんのお稽古ごと、とかエレガント、とか痩せていなくちゃいけないとかストイックそう。先生怖そう。とかが、一般的なイメージなのかなぁと思います。


私もパリのバレエ学校にいた時()は、158cmの38kgという、ちょっと前に元AKBの子があの時私は異常だったという話がSNSで流れてきたのですが、私もまさに18歳の頃、そのサイズでした。その時本当に楽しかったかと言うと、踊ることよりも、毎朝の体重チェックと校長の食事コントロールが怖くて、怒られないように。と言う事ばかり日々考えていた気がします。レッスン中の水を飲むことさえ、はしたないから禁止!タオルで顔拭いたらメイクが崩れる、そんなに汗をかくのは身体ができてないからだ。と言うダメがいっぱいの時代でした。ある日、限界が来て無断で寮を脱走する事件があったのですが、連れ戻された直後、ありがたいことにアメリカの学校からスカラシップをもらって渡米して、晴れてモダンの道に行ってから、やっと私は私の踊りを見つけていいんだ!と思えました。 ちょっと話が長くなってきましたが、それでも今度は、バレエをちょっとでも違う形にすると、あれはバレエじゃない。正しくない。と、日本ではそんな風に見られてしまいます。バレエに反発しているわけではなくて私はバレエが大好きで、だからこそ色々学んで自分の形にしたいと思っています。今、クラシックやモダニズム自体が問い直されている時代において、バレエがクラシックである必要はもうほとんどないと思うから。ただ、その意義は、明らかにしなければいけない。だからこそ、今海外で学び直しをしています。


来て思うのは、やっぱり日本のバレエ界、身体教育は遅れすぎている😎ということ。


まだまだ古い考えのお教室も根強いですが、バレエはただの形式ではないし、こうじゃなきゃいけないとか、○○だから私には無理とか、お金がかかりすぎて続けられないとか、体型やジェンダーなどの決めつけがなくなって、好きなものを着て、好きな音楽で、人と比べることなく自由に誰もが表現を楽しめるようになるといいなあと思います。


とはいえ、技術を磨くことは、正しい形を一つしっかり身に付けることはプロとして、あるいはずっと続けていく上では、避けて通ることのできない道でもあります。ただそれは、親や教師の理想の押し付けではなく、学習者自身の選択であるべきで、またその判断ができるようになるまでは、まずは踊る喜びの体験を積み重ねていくのが一番大切なことだと思います。


海外には、素敵にバレエを自分のものにしているダンサーがたくさんいます。

いろんな人のバレエをみて見てみてくださいね😊







最近メディアでも取り上げられているみたいですが、ナイジェリアのこどもたち💖

SNSでその熱心さとひたむきさが認められて、ABTから奨学金が出て来年からアメリカに来ることが決まった男の子もいます。

レッスン着や衣装は全て世界中の人々からの寄付、動画はそれぞれこどもたちによる振付だそうです👏


時代と一緒に世界ではすっかりバレエのスタンダードや、美の基準も、どんどん多様化しています☆


そしてみんなとっても社会的。


NETFLIXでもバレエアニメや映画が今はたくさんありますね。子ども向け映画もバレエの多様性を伝えるものが増えています。子供達はバレエやダンスが大好きで、憧れなのは今も昔も変わらないのはうれしいこと。そのキラキラさを奪わないように自由にするべきところと、厳しくしたほうがいいところをメリハリつけてしっかり伝えていきたいです。しかし、バレエがしっかり踊れる役者さんの多さにもびっくりします。最近見たのは”YOU CAN TUTU”



下のシーンは、新しいバレエ教室に入会したTUTUがみんなに『なんでお団子してないの?』『なんでユニホームのレオタード着てないの?』と聞かれて『私は自分のことは、自分で決めたいの』といってバーレッスンをするシーン。



バレエに対するご意見などなどコメントからお知らせくださいねー✨



KaoRi.



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